平成生まれの「草食小動物」は社会を平和にするか

2009年01月13日 20:54

「日経消費ウォッチャー」1月号で「平成成人解剖調査」(マクロミル社実施)が発表されていました。

ずいぶんと分量のある調査の結果で目についたもの

○平成生まれは社会的規範を守る「マナーのよい」人たちらしい
○5歳上、10歳上の世代より休日の過ごし方が在宅型でネット重視型。テレビから動画サイトに興味が移行しているらしい
○メールの利用頻度も高いが、直接会話を大事にし、「空気を読み」「相手の表情を見ながら」「相手の興味を考えながら会話をするらしい」
○ボランティア活動に積極的らしい
○食事は和食志向。外食・中食は「コンビニ」「ファミレス」利用が10年前に比べて低下し、「学食」「食堂・定食屋」「スーパーの総菜売場」など、バランスのとれた家庭食に近い業態の利用が増えているらしい。休日の在宅志向も強いから、内食率も高そう。
○貯蓄志向が強いらしい
○将来の仕事は「公務員」「技術者」「事務職」「研究職」が人気で、カタカナ職業の人気は落ちているらしい
○仕事の選択基準として「収入の安定」「失業の心配がない」「収入が多い」など、世相を反映した意識が強いが、「面白そう」「ひとに喜ばれる」なども上の世代より高い


世代間比較や、10年前の調査結果との違いは、調査方法や社会的立場(学生vs新人vs中堅社会人)などを考えると、一概には比較できませんが、

「健全ないいヒト」志向が際立っています。

というか、このような傾向はわれわれ大人が作ってきた社会やライフスタイルのゆがみを、社会に問いかけてきた是正されてきた成果がかなり含まれているのでは。

社会参加意識や社会貢献意識が高く、健全な消費や生活態度を身につけている、これが「平成世代」の1つの顔であるとすれば、喜ばしいことであります。

ただ、この世代が本当にこのまま大人として成長していくとしたら、「見栄消費」には乗ってくれない。説得力のあるメリット訴求がなければ大型商品を買ってくれそうにありません。

また、「テレビよりネットの動画サイト見ていた方が面白いもんね、フィクションより、素人の投稿動画の方がずっとリアルで飽きないし」などといわれると、困る大人は各業界にいっぱい。

我が方の利益のために、この「草食小動物的人類」(いえ、決して皮肉でなく)を肉食に走らせるようなプロパガンダをしないよう、願おうではありませんか。



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